| 良い銘木の見分け方 |
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銘木は、一般の方から見るとどんな基準で価格や価値が決まるのかが理解しにくいという面があります。ここでは、銘木を見る目を養っていただくために、銘木の見方のイロハを解説します。
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樹種によって市場での流通量や需要、あるいは硬さや耐久性などの特性が異なりますので、それが価格に反映されます。当然、市場にあまり出回っていない樹種や、建材として最適とされている樹種は高価になります。
針葉樹と広葉樹では、一般的には広葉樹が高価になります。広葉樹は針葉樹と比較して硬く耐久性に優れているため、割れ、反りなどが起こりにくくなります。
おおまかに樹種ごとのランク付けをしてみると、以下の表のようになります。
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基本的に、大きな銘木板は小さなものよりも高価になります。1つには、銘木の価格が立米(1立方メートル)あたりの単価×体積で決まるため、大きな銘木が高いという当然の理由があります。
これは非常に明快な理由なのですが、うっかりしやすいのが「厚さ」です。長さ、幅が同じ板であっても、厚さ40mmと厚さ60mmでは価格が1.5倍違うのです。従って「大きさ」と言った場合には、厚さも含めた「体積」で考えなければならない、ということが言えますし、厚い銘木板は比較的「高級」と言えます。
大きな銘木板が高価であるもう1つの理由は、「幅」が広い銘木板ほど希少ということです。なぜなら、銘木板の幅というのは木の幹の太さ以上には取ることができないからです。そして、木の幹が太いということは樹齢が古い木ということになり、高価になってしまうのです。特に、成長が遅い樹種の場合、太く育つまでに時間がかかりますので、ますます高価になります。木の成長が遅いということは、年輪の間隔が狭くなりますので、木目を見ることで判断できます。以上のように、板の「幅」も価格を決定する大きな要素となります。
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杢(モク)とは、さまざまな原因により、木目の模様が特殊な形で現れたものを指します。模様の見え方によって、玉杢(たまもく)、ちじみ杢、虎杢(とらもく)などさまざまなものがあります。
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栃(トチ)玉杢 |
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栓(セン)縮み杢 |
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楢(ナラ)虎斑杢 |
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杢の出ている銘木は、通常の木目の銘木と比べて数が少なく、希少価値があります。ただし、杢は1つとして同じものがないことと、見る人の主観(好みなど)にかなり左右されますので、その価値の査定も見る人によって異なってきます。
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銘木は自然のものですから、文句の付けようがない完全な状態のものというのは少なく、むしろ、何らかの特徴をかかえている銘木の方が普通と言えます。特徴というのは、例えば、割れている部分があったり、節が木目に現れていたり、何らかの原因で樹皮が幹の内部に入り込んでしまった「入り皮」という現象などがあります。
これらは板の木口(コグチ、板の両端の切断面)周辺に現れることも多いことから、銘木板の写真を見る際には、両端まで収めた全体写真が重要であり、全体が見えない(中央部のみのアップ)写真だけで判断を行うことは危険です。
一般的には、これらの特徴はマイナスと考えられるケースが多く、このような特徴があれば価格が安くなる傾向があります。
しかし、これらの特徴も好みによるところが大きいと言えます。割れや入り皮などがあった方が、むしろ「自然のまま」「それらしい雰囲気が出る」という人もいます。和風の看板やインテリアの場合などは、特にその傾向が大きくなります。
また、割れが入った天板をあえて選択し、「チギリ」を入れて本物感をより強く表現すると独特なイメージのとても素晴らしいテーブルができ上ります。
そのようにして自然が生みだした木の本当の表情を受け入れて、価値を見出すことが銘木を選択する意議といえる、と私たちは考えています。
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割れ→チギリ加工 |
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節→磨き加工 |
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入り皮→チギリ加工 |
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最後に、木というのは充分に乾燥させてあるかどうかが重要です。乾燥しきっていない板は、「反り」や「割れ」などの原因となります。乾燥の程度を見る指標として「含水率」があり、8〜10%程度が理想の状態とされています。ただし、季節にもより、冬であれば5〜6%、夏であれば12〜13%程度は正常の範囲内です。しかし、例えば20%ということになれば、危険な状態と判断することができます。
銘木を購入する際には、含水率を尋ねてみるのも1つの方法です。
なお、銘木倶楽部で販売している銘木は、全て15〜30年間もの長期にわたって自然乾燥させたものですので、安心してご購入いただけます。また、お問い合わせいただければ、個々の商品について含水率を計測してお答えすることも可能です。
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